Mission

本学が社会的に貢献する大きな研究分野の一つとして、「メカトロニクス」があります。メカトロニクスとは、機械工学、電気・電子工学、システム工学、計測制御工学、ロボット工学、さらに情報処理技術を融合した分野であり、21世紀の社会のニーズである機器の小型化、精密化、高機能化、多様化といった技術の基盤となるものです。社会の多様化、高齢化が進む現状から、人の機能や行動を支援する機器の必要性も高まってきており、「人にやさしい」機械を開発するためにも、メカトロニクス分野は非常に重要になってきています。さらに近年では、地球環境問題への対応や、国連で宣言された「持続可能な開発目標(SDGs)」の実行にも重要な役割を果たす技術分野として期待されています。


このような背景から、本学でのメカトロニクス分野における研究のアクティビティーを一層高めるため、2000年6月、本研究所の前身である「メカトロニクス基礎研究施設」を設立。その後、2009年4月、「メカトロニクス基礎研究所」を発足し、

    - 機械工学基礎分野
    - 計測制御・ロボティックス分野
    - バイオエンジニアリング分野
    - 電気・電子・情報分野
    - エネルギー・環境工学分野

の、計5部門の研究体制で運営、それぞれの分野での研究・教育活動を行っています。これによって、メカトロニクス分野における最先端の研究情報を社会へ発信し、さらに、学部学生、大学院生の教育研究の活性化に貢献したいと考えています。